ジャパンカップ2015

サブロムでは、ボルトロスが穏やかHDランドロスが意地っ張りカメックスが控えめギルガルドの素早さが適当
メインロムでは、ボルトロスが臆病HDのS147ランドロスが陽気カメックスが臆病ギルガルドが控えめS72
となっている。


ジャパンカップ直前に組み上げた構築。


組み上げた経緯
ジャパンカップ前日に「スカーフカメックスボルトロスの並びで雨潮吹きが強い!」といったアイデアを聞き内心馬鹿にしていた。
その後特に使うパーティが決まっていなかった為、一応考察してみたところ
スカーフカメックスはともかく雨乞いボルトロスは流行のリザドランに対してとても強いと感じた。
またこのルールで対戦をしてて感じたことはギルガルドモロバレルの強さだったが、
最近増えてきたヒードランに対してどうしても後手に回ってしまうことがとても悩ましかった。
しかし雨乞いボルトロスであれば炎技の威力を半減してくれるため強いと感じこの構築を使うことを決心する。
残りの3体は去年のジャパンカップで使用したジャパンカップ2014 - 中途半端な野郎の日々
バンギラスをスカーフにし、ボーマンダを襷ランドロスに変更、ファイアローボルトロスになって完成した。



【パーティ解説】



カメックスカメックスナイト 臆病
155-*-120-137-125-143
155-*-140-187-135-143
潮吹き 冷凍ビーム 波動弾 守る

去年のジャパンカップに引き続き使用したメガ枠。
昨年使用したときに圧倒的強さを感じたため使用することに躊躇したなかった。
基本的にはモロバレルと並べて潮吹きを打つよう心掛けるが、
水技を半減するポケモンが出てきた場合は大人しく交代したり、サブウェポンで応戦する。
特性は雨乞いとのシナジーを考慮し雨受け皿一択。




バンギラス@拘りスカーフ 陽気
175-186-131-*-120-124
岩雪崩 噛み砕く 冷凍パンチ けたぐり


去年とは違いメガ枠での採用をせずスカーフを持たせて使用。
思考停止岩雪崩を打つことは事故の原因と考え、極力相手の弱点を突くよう動かしていた。
またモロバレルとの相性の良さや、ワイドガードギルガルドによりハイパーボイスを防げることで
ニンフィアサーナイトに対しても強気に立ち回ることが出来た。




ボルトロス@オボンの実 臆病
185-*-90-145-130-147
10万ボルト 雨乞い 挑発 守る

潮吹きを半減に抑えランドロスバンギラスに対して打点のある水タイプに対して打点があるため採用。
雨乞いは流行りのリザドランに対してはもちろん、バンドリマンダやリザバナに対してペースを掴める他、
カメックスの潮吹きの威力を増加してくれること、モロバレルギルガルドの炎弱点を半減にすることが出来るため、
リザードンヒードランモロバレルギルガルドを早期処理しようとするパーティに対して役立った。
挑発はトリックルームや追い風での展開を阻止する事で相手にペースを握らせないことが出来る。
最後の枠に入った守るだが、このパーティではカメックス以外で交代をし有利対面を作る事を心掛けている為必要と感じ採用した。
電磁波とは最後まで迷ったが、思考停止電磁波といった悪手に甘えてしまう気がしたのと
このパーティではそこまで素早さ操作が大切であると感じなかった為採用しなかった。



ランドロス@襷 陽気
165-197-110-*-100-157
地震 とんぼ返り 岩雪崩 守る

スカーフやチョッキを持ったランドロスが流行っている環境だが、ボルトロスのところでも記述した通り
守るが重要である事、また雨パに対して選出する際にどうしても必要なため襷持ちで採用した。
襷は不意の一撃(スカーフヒードランの晴れオバヒなど)でランドロスが倒される事を防げることがとても強いと感じた。
陽気で採用した理由としては意地っ張りではカメックスと素早さが被ること、
またフシギバナドリュウズなどといった天候依存の素早さをしている個体に対して
天候を奪取したあとに上から殴れる可能性を上げたかったためである。
(臆病フシギバナはS145、陽気ドリュウズはS154なため陽気であれば確定で抜ける)
地震、とんぼ返り、守るはこのパーティでは必須と考えたため即採用したが、
岩雪崩はタイプ一致を打てるバンギラスがいる事もあったため、
ワイドガードを交わせるストーンエッジか、ランドロスミラーで強くなる無邪気めざ氷で良かった気がする。




モロバレルゴツゴツメット 呑気 胞子
221-*-121-105-113-31
エナジーボール キノコの胞子 怒りの粉 守る


カメックスバンギラスシナジーがあるため採用。
エナジーボールマリルリを早期に処理したいことや、ギガドレインでの延命が必要ないと感じたためである。
交代をして有利対面を作る構築と言いながら特性が再生力ではないのは、
基本的には怒りの粉でカメックスバンギラスを補助すること、交代の際に猫だましに対して投げる立ち回りをするため、
少しでも相手の事故率を上げる為胞子での採用に至った。
ガルーラのノーマル技が捨て身タックルであることが増えたため、カメックスモロバレルの粉潮吹きや波動弾で安定して処理出来た。




ギルガルド@残飯 控えめ
167-*-170-222-171-72
シャドーボール ワイドガード 身代わり キングシールド


ワイドガードでの味方の補助、トリル化でのアタッカー、相手の思考停止岩雪崩に対して事故率を軽減するため採用。
カメックスの潮吹きを半減して打点を持つモロバレルやメガフシギバナなどの個体に対し
身代わりから入ることで仕事をさせなくさせる事が出来るほか、
ワイドガードで味方を守ること、身代わりを貼って攻めれそうなら強気に攻めれること、
滅びパに対しての耐性や叩きテラキに対しての耐性を高めれるなど強かった。
ガルーラへの打点がないことは気になるが、カメックスモロバレルバンギラスモロバレルの並びで勝てたので問題ない。



【選出、立ち回り】
・ルンパッパ入りの雨パ

たぶんこの2体を初手に出されるため
を先発に置き後発はを選出


初手に出した時威嚇と雨降らしの順番で相手のニョロトノがスカーフかどうか判断できます。
初手の行動としては猫だましを防ぐため両守る。ここでニョロトノがスカーフであればどの技を選択したか確認する。
2ターン目はスカーフニョロトノでない場合はランドロスがルンパッパにとんぼ返りを打ちバンギラスを出し、
ボルトロスニョロトノに対して10万ボルトを選択します。
冷凍ビームでの凍りが怖いですが成功すれば相手のルンパッパはかなり削れて次ターンは砂状態のため
バンギラスボルトロスが両方上を取る事が可能です。
スカーフニョロトノだった場合はランドロスモロバレルに交代し、ボルトロスバンギラスに交代します。
ランドロスモロバレルに交代する理由としては、初手の守るを見せることによりヤチェや襷などと考慮され
ルンパッパとニョロトノの集中攻撃が来るためです。相手はヤチェの実を考慮するとルンパッパで冷凍ビームを
打たずにランドロス方向へ水技+拘ったニョロトノの攻撃が来ると予想出来るため、半減することが出来るモロバレルを出します。
ボルトロスを交代する理由としてはモロバレルを出しルンパッパに冷凍ビームを打たれていた場合に
次ターンではモロバレルが集中などにより処理される可能性があるため、
スカーフバンギラスモロバレルと同時に交代出しすることで相手が一方的に有利な状況を防ぎます。



・リザドラン


の2匹を確定選出し、スイッチトリルでドサイドンキノガッサを出して来る場合はを選出します。

こちらのパーティコンセプト的にとても有利なため負けることは少ないはずです。


・ガルーラトリパ




相手のパーティ次第ですが基本的にこの4匹を選出します
この手のパーティには雨潮吹きが決まりやすい他、ヒードランギルガルドモロバレルの処理を
任せていることが多い為雨乞いがとても刺さります。



・メガサナトリパ


少し辛い相手
トリルをするかしないか相手によって変わり、挑発の無駄打ちやヒードランに暴れられることがある。
またこのパーティで苦手なマリルリが入ってることや、マリルリに対して打点のあるモロバレル
確定で入っているサーナイトモロバレルに処理されるためとてもマリルリ入りはとても辛い。
この3匹を基本選出とし、ラスト1匹は相手のパーティを決める(とても不安定)


サーナイトのサイキネはの交代で防ぎ、ハイボはの交代で防ぐ。
ギルガルドでうまく身代わりを貼りワイドガードバンギラスを生かすこと、トリル化でうまく相手の攻撃を凌ぎつつ
トリルが切れたら畳み掛けれるように意識したい。






【反省】
全く時間がなかったためサブロムで対戦をしながら調整をしつつメインロムで回すというスタンスで使用した。
サブロムで最初回した時は1勝3敗レート1460スタートとかなり幸先悪い結果となり、
「この構築は弱いのかな〜」と思うも1日目の5戦未満でサブロムを捨てるのはもったいないと思ったため、
立ち回りと選出をしっかり練ってからもう少し回してみる事にしました。
そしたら3日目の午前くらいの段階で17勝5敗レート1700超え
最初の3連敗があったとは思えないくらいの結果になった為この構築でメインロムも回してみることにしました。


メインロムではサブロムでの反省点を生かし個体や努力値も調整を加えたことや、
立ち回りと選出をしっかり練っていたため、9連勝から1敗、そこから11連勝の20勝1敗レート1782まで
特に苦労することなく到達することが出来ました。
今回のボーダーはあまり読めなかったため、とりあえずボーダーレートを1800以上と想定し、
残り2勝を目標にしましたが(結局ボーダーにはあと1勝だった)22戦目にレート1739の相手に負けてしまい、
そこからは勝ったり負けたりを繰り返して僕のジャパンカップは終わってしまいました。


来年はとりあえず予選抜けます。